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2006年05月15日(月) 00時00分

中電・尾鷲火力の情報流出 子会社従業員のPCから施設防災地図など 中日新聞

 中部電力は14日、尾鷲三田火力発電所(三重県尾鷲市)のボイラー、制御室、貯蔵庫など施設の位置関係を記した防災地図や防災警備を担当する子会社の中電防災尾鷲三田事業所の職員名簿などが、同事業所の男性従業員(40)の私有のパソコンからファイル交換ソフトを通じてインターネット上に流出したと発表した。

 男性は、ファイル交換ソフトについて、2月27日に「Share(シェア)」を入れ、それ以前は「winny(ウィニー)」を使っていた。流出時期は不明で、どちらかのソフトがウイルスに感染、内部情報が流出したとみて調べている。

 流出した情報は、防災地図、職員名簿、不法侵入者発見時の対応マニュアル、2005年度の業務運営計画、苦情対応要領など8種、17ページ分。名簿には同事業所職員17人の住所、氏名、生年月日、雇用時期などが記載されていた。核物質防護関連の情報は含まれていない。

 中電では1月にも、関連会社社員の私有パソコンからウィニーを介して川越火力発電所(三重県川越町)の検査記録などが流出した。

 これを受け、私有パソコンへの業務関連の記録、文書の保存禁止を指示しており、男性は「仕事の情報がパソコンに残っているとは思わなかった。ウイルス対策も万全と思っていたが、認識が甘かった」と反省しているという。

 中電は、私有パソコン内の業務情報の有無の再点検など、情報管理とファイル交換ソフトのインストール禁止を徹底するとしている。


http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20060515/mng_____sya_____004.shtml