2006年05月15日(月) 00時00分

ＨＧもメイドも旧中山道を激走　安中（朝日新聞）

　幕末にあった安中藩士の鍛錬に由来する「第３２回安政遠足（とお・あし）侍マラソン」（安政遠足保存会、安中市主催）が１４日、同市の旧中山道をコースに開かれた。旧安中市と松井田町の合併を祝う記念大会で、約１３５０人の参加者が、帯刀した侍などに仮装して力走した。

　黒光りの上下に帽子、大きなサングラス。お笑いタレントのレイザーラモンＨＧさんにふんした仮装が目についた。アピール度抜群だが、思わぬ弱点も。沿道から声援を送られるたび、手を広げて「フォー」と応えねばならず、約２９キロの「峠コース」に出場した県職員の新木剛史さん（２７）は「途中で脱水気味になりました」。２年ぶりの優勝を目指したが、７位にとどまった。

　スタート地点は安中城跡（市文化センター）で、長野県境にある熊野神社までの峠コースと、碓氷峠の森公園くつろぎの郷（さと）までの「関所・坂本宿コース」（約２０キロ）。峠コースは後半３分の１が山道で、高低差約１千メートルを駆け上がる。

　仮装内容は自由で、流行を採り入れるのが楽しみ、という参加者も多い。前回は「マツケン」が大量出走した。今回はアキバ系に人気のいわゆる「メイド」姿などが目立った。

http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000000605150002