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2006年05月15日(月) 13時13分

<障害者W杯>派遣費用の半分しか集まらず 中村俊も寄付毎日新聞

 「もうひとつのワールドカップ(W杯)」と呼ばれる知的障害者の国際サッカー大会が、ドイツW杯終了後の8月26日から、16カ国が参加して同じドイツで開かれる。だが、選手らを派遣する日本ハンディキャップサッカー連盟(JHFA)には、まだ参加予算の半分程度の資金しか集まっていない。「ジーコ・ジャパン」の23人が発表される15日には、中村俊輔選手が200万円を贈呈するがそれでも足りない状況だ。JHFAは広く寄付を呼び掛けている。
 知的障害者のサッカー世界大会は、国際知的障害者スポーツ連盟(INAS—FID)が主催。94年から4年ごとに開催され、前回の日韓大会から、W杯と同じ開催国で開くようになった。前回大会に日本代表は初出場し、16チーム中10位の成績を収めている。
 JHFAによると、前回は開催国ということで国内の注目度が高く、大手企業から寄付金が集まりやすかった。しかし、今回は思うように寄付がないうえ、ドイツ開催のため選手やスタッフの渡航費や滞在費がかさみ、選手が10万円の実費を負担するなどコスト削減に努めても予算は前大会の約3倍に膨らんでいる。大会を目前に控え、集まった資金は必要な派遣資金3200万円の半分ほど。6月からキャンペーンTシャツを販売して資金援助を募るが、見通しは明るくない。
 INAS—FIDは、五輪終了後のパラリンピックのように、W杯後の世界大会を定着させたい考えだ。石塚正太郎・JHFA理事長は「障害を持つサッカー好きな子供たちにとって、頑張れば世界へという励みになる。日本代表の参加へ向け、何とかご協力をお願いしたい」と話している。
 送金は郵便振替で日本ハンディキャップサッカー連盟(00280・3・114013)へ。1口2000円。問い合わせは同連盟電話045・847・1815。同時にボランティアも募集しており、問い合わせはボランティア団体「マリアテレサピースフレンズ」保屋野恵美子代表電話090・9248・9712。【棚部秀行】
(毎日新聞) - 5月15日13時13分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060515-00000019-mai-soci