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交通事故被害者の遺族の支援を続けてきた「全国交通事故遺族の会」（井手渉会長）が創立１５周年を迎えたことを記念し、１４日、東京都港区の日本財団ビルで、今年度の定期総会を兼ねた記念総会が開かれた。
同会は、被害者の権利の拡大や被害の回復を目指して活動する団体としては、先駆け的な存在。
井手会長は記念講演で、「１５年前は、被害者家族が担当検事に会うこともほぼ不可能だったことを思えば、近年の状況は、事故情報の開示などについて不満はあるものの隔世の感がある」と強調。
今後は、事故の一部始終を撮影できる車載監視カメラの普及や、ひき逃げの厳罰化の要求などに力を入れていくと述べた。