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2006年05月12日(金) 00時00分

お〜いお茶、もう1杯!米FDA効果認めず再挑戦へZAKZAK

 緑茶飲料メーカー大手「伊藤園」(東京)と同社の米国現地法人が、緑茶成分カテキンによる心血管疾患のリスク減少効果について、商品への表示許可を米食品医薬品局(FDA)に申請、「信頼できる科学的根拠はない」として棄却されたことが11日、分かった。

 伊藤園によると、米国で販売する緑茶飲料に「カテキンを含む緑茶を毎日150ミリリットル以上摂取すれば心血管疾患のリスク要因が減少する。FDAも根拠を支持できるとしている」と表示することを求め、動物実験や人を対象にした研究論文など計105件の資料とともに昨年6月、申請した。

 FDAは提出された資料のほか、独自に入手した文献も検討。「緑茶や緑茶抽出物と(動脈硬化、高血圧、血中コレステロール値など)心血管疾患のリスク要因減少に関する表示内容を支持する根拠はなかった」と結論付け、今月9日付で伊藤園側に通知した。

 ただ「新たな知見が出れば検討する用意はある」として将来の再評価に含みを残している。

 伊藤園広報部は「米国市場でも緑茶は注目されており、販売戦略の一つとして今回の表示許可を申請した。結果は残念だが、より多くのデータをそろえて再チャレンジしたい」と話している。

 日本では、別のメーカーが販売するカテキンを豊富に含む緑茶飲料が、厚生労働省の特定保健用食品(トクホ)として「体脂肪が気になる方に適している」との表示が認められている。

 伊藤園は「お〜いお茶」などの緑茶飲料で知られ米国にも進出、健康ブームに乗って年々売り上げを伸ばしている。

ZAKZAK 2006/05/12

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_05/t2006051225.html