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2006年05月12日(金) 00時00分

鈴木氏色丹へ 「ビザなし交流」で今月朝日新聞

■6年ぶり「変化見たい」

 北方領土の「友好の家」を舞台にした入札妨害が問題視され、その後に別件の受託収賄罪などで実刑判決を受けて控訴中の鈴木宗男衆院議員=写真=が今月、6年ぶりに北方領土の色丹島を訪問することになった。日ロ両政府の「ビザなし交流」に参加が認められた。かつて外務省に隠然たる力を持ち、日ロ交渉の中心的役割も果たした同氏だけに「発言力の回復を目指す動き」との見方もあるが、同省幹部らの視線は冷ややかだ。

■外務省「今さら何を?」

 鈴木氏は90年代以降、外務政務次官や官房副長官などの立場で、独自の人脈も使い北方領土問題に取り組んだ。95年には国会議員として初めて北方領土に渡航。00年までに7回訪問した。

 しかし、02年にはその北方領土・国後島への交流施設建設を巡る入札妨害事件で公設秘書らが逮捕され、鈴木氏の外務省との付き合いや振る舞いが問題視されるようになった。

 今回の渡航について、鈴木氏は自らのホームページでは「島がどのように変化しているか、日本への関心はどうか、診療所や発電所はきちんと生かされているのか見てきたい」とつづる。一方で、かつての「蜜月関係」を断ち切ろうとしている外務省の幹部は「目的はよくわからないが、今さら何ができるわけでもない」としている。

http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000605120002