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2006年05月11日(木) 21時11分

<食品安全委>大豆イソフラボン、1日30ミリグラムに毎日新聞

 食品安全委員会(寺田雅昭委員長)は11日、食事以外に特定保健用食品として「大豆イソフラボン」を摂取する場合、1日あたりの上限値を30ミリグラムとすることを正式に決めた。妊婦と15歳未満の子どもは、胎児や生殖機能などへの影響が懸念されるため、食事以外の上乗せ摂取は推奨できないとした。
 大豆イソフラボンは、乳がんや骨粗しょう症などの予防効果があるとされる。同委はイソフラボンのうち吸収されやすいアグリコン量で換算。イタリアの研究で、1日あたり150ミリグラムのアグリコンを5年間摂取した女性に、子宮内膜が厚くなる影響が出たため、この半分にあたる70〜75ミリグラムを食事を含めた1日の上限摂取量の目安とした。さらに、日本人の食事からの摂取量を国民健康栄養調査から1日16〜22ミリグラムと推計。上乗せ摂取が1日30ミリグラム以下ならば、1日の上限値を確実に下回ると結論づけた。
 一方、厚生労働省が同委員会に特定保健用食品としての安全性の審査を求めた3種類の大豆イソフラボン関連食品のうち、マルコメ(長野市)が申請した「イソフラボンみそ」は、通常のみそに比べ1日あたり42ミリグラム多く摂取することになるため、「安全性が確保できない」と結論付けた。残りの2種類には、妊婦や子どもへの配慮を注意喚起する表示を付けることを求めた。【永山悦子】
(毎日新聞) - 5月11日21時11分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060511-00000129-mai-soci