ユニクロに４０００着不正注文男逮捕サイト上、購入装う（東京新聞）

2006年05月10日(水) 00時00分

　カジュアル衣料品販売「ユニクロ」（本社・山口市）のオンラインショップ上で、不正な注文を繰り返したとして、警視庁捜査一課と蒲田署は九日、電子計算機損壊等業務妨害の疑いで、長崎市御船蔵町、無職二口慎太郎容疑者（２９）を逮捕した。

　二口容疑者は調べに「買いもしない商品を（サイト上の）『買い物かご』に入れ、業務を妨害したことは間違いない」と容疑を認めているという。同課などは、不正注文の動機などを調べる。

　調べでは、二口容疑者は昨年七月一日から同八月十日までの四十一日間、自宅のパソコンから同社が管理運営するサイトにアクセスし、女性用タンクトップ（定価千円）の購入を装う不正な情報を繰り返し送信して、同社の在庫管理を誤らせるなど業務を妨害した疑い。

　二口容疑者は、「買い物かご」に入れると購入予約の形になることに目を付け、サイト上の在庫表示を誤らせる操作をしていた。実際には購入されないため、この商品について四千着を超える過剰在庫が発生、同社に約二百五十万円の損害が出たという。

　同社の在庫管理担当者が異常に気付き、昨年十月、警視庁に被害を届けた。

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