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2006年05月09日(火) 00時00分

菱和ライフクリエイト西岡の商法…3K不動産?ZAKZAK

好立地、高品質、巧妙

 「ああいうやり方は、色々とトラブルも起こるはず。そこから暴力団とのつながりもできたのではないのか」と語るのは、都内のマンション売買に詳しい不動産業者。

 菱和は、中小規模の新築ワンルームマンションを、4−5%の利回りが期待できる投資物件として個人投資家に販売し、業績を上げてきた。

 西岡容疑者は中大商学部を卒業後、法律事務所や不動産会社に勤務。昭和59年に30歳の若さで菱和を設立した。今春発売の最新著書「都市型ワンルームマンション経営」では、≪成功の決め手は立地から!≫と強調。

 具体的には≪東京の場合、山手線の内側、あるいは外側であっても1駅か2駅隣であること、また、最寄り駅から徒歩10分以内であるといった好立地であることが必須条件となります≫と語る。

 だが、前出の不動産業者は「確かに駅からは近いかもしれないが、菱和の物件は、本当の意味で好立地とはいえないところが多い」という。

 例えば、駅から数分という同じ条件でも、大きな建物が立てやすく、借り手もつきやすい商業地や大通りに面した場所と、細い道路を少し奥に入ったような住宅地に近い場所や住宅地に立てる場合とでは、「話がだいぶ違う」というのだ。


西岡容疑者が急成長させた菱和ライフクリエイトが入居するビル=東京・渋谷 「菱和の物件は、建物が建てにくい狭小地などに多い。そうした場所に建てる際は、近隣住民らとのもめ事も起こりやすい。そこから裏社会と接触も出てきたのではないか」(前出の不動産業者)というのだ。

 実際、菱和が関係するマンション周辺では、法的には合法な建築でも、周辺住民が反対運動を起こすケースがあった。

 一方、「あそこは資金力があった」と語るのは、菱和にマンションを買い取ってもらったことがあるという都内の建築業者。

 「中小の業者が地上げをして、マンションを建てると、あそこはポンと即金で買ってくれることで知られていた。とにかくもうけ話に食いつく会社」(前出の建築業者)

 西岡容疑者が立地と同様に強調する投資向けマンションの必須条件は、外装や設備にお金をかけたハイグレードマンションであるということだ。

 菱和は物件を次々と確保する一方で、タレントの菊川怜さんを企業のイメージキャラクターに起用したり、大物建築家の黒川紀章氏らが登場する対談広告に費用をかけるなどして、個人投資家を集めていった。

 著書で紹介されている同社マンションの購入事例では、販売価格2250万円のマンションを頭金260万円で2250万円の35年ローンを組んで購入し、家賃9万9000円で貸し出した場合、ローンの支払いや管理費などを差し引いた月々の儲けは、わずか4110円−と正直に説明されてもいる。

 前出の不動産業者は「都内の事情に詳しく、利にさとい本当のお金持ちは、それじゃ手を出さない。買い手は、地方の小金持ちとかが多かったのでは?」と笑った。

 儲かるか微妙な物件を、宣伝などで売り抜けてきたことになるのか。

 西岡容疑者の著書には、“特別対談”として黒川氏が登場し、都心のワンルームマンション需要が今後も旺盛だと強調している。黒川氏の肩書は建築家・日本芸術院会員とだけ記されているが、実は菱和の取締役(社外)でもある。

★常務を社長代行

 東証2部上場の菱和ライフクリエイトは8日、西岡進社長が電磁的公正証書原本不実記録などの疑いで警視庁に逮捕されたことを受け、国分時夫常務を社長代行に選任したと発表した。

 同社は「関係者に多大なご迷惑をお掛けしたことを深くおわびする。新たな決定事項があれば改めて開示する」としている。 

ZAKZAK 2006/05/09

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_05/t2006050925.html