2006年05月08日(月) 00時00分

アイフル今日から業務停止 ３日間は新規融資できず （東京新聞）

　強引な取り立てなど違法行為が多発したとして、金融庁から業務停止命令を受けた消費者金融大手アイフルは、８日から新規の勧誘や融資、回収などができなくなる。

　業務停止の対象となるのは、約１９００店の全店舗（無人店舗含む）が８日から３日間、違法行為が見つかった五稜郭店（北海道函館市）、新居浜店（愛媛県新居浜市）、諫早店（長崎県諫早市）の３営業店と、返済が滞った顧客への督促を行う滋賀県と福岡市の２部門が８日からの２０—２５日間。

　業務停止は、広告や提携先の現金自動預払機（ＡＴＭ）を通じた融資も含むが、既存顧客からの返済は通常通り受け付ける。

　アイフルでは、顧客に無断で委任状を作り、融資審査のための所得証明を取得したほか、債務者に対し第三者から資金を調達するよう執拗（しつよう）に要求するなどの行為が発覚。金融庁は全社的な管理体制に不備があったと判断し、異例の厳しい処分に踏み切った。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20060508/fls_____detail__002.shtml