悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2006年05月03日(水) 21時27分

阪神支局襲撃19年 礼拝所に市民ら340人朝日新聞

 記者2人が殺傷された朝日新聞阪神支局襲撃事件から19年たった3日、兵庫県西宮市の旧局舎跡地に新築された阪神支局1階に故・小尻知博記者(当時29)をしのぶ拝礼所が設けられ、市民ら約340人が手を合わせた。

襲撃時に小尻記者が座っていたソファなどの展示物を見つめる見学者=兵庫県西宮市の朝日新聞阪神支局で

 3階の「朝日新聞襲撃事件資料室」も一般公開された。「赤報隊」名で出された犯行声明文など約60点が展示されている。小尻記者が取材に通っていた同県尼崎市のピッコロシアター名誉館長、山根淑子さん(78)は見学後、「事件はつい先日のことのように思える。暴力で人の命が失われるのは許せない」と話した。

 この日は早朝、小尻記者の実家がある広島県呉市川尻町で、父親の信克さん(78)、母親のみよ子さん(75)、京都に住む妻裕子さん(46)、一人娘の美樹さん(21)の4人が、瀬戸内海を見渡す高台の墓に参った。法要はそのあと実家で営まれた。

 事件が起きた午後8時15分には、支局の事件資料室に朝日新聞関係者ら約80人が集まり、黙祷(もくとう)をささげた。内海紀雄・大阪本社代表は「事件を語り続けることへの誓いを新たにしたい」と語った。

http://www.asahi.com/national/update/0503/OSK200605030041.html