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2006年05月01日(月) 00時00分

GW直撃…ガソリン値上げ、庶民ドライバー音上げZAKZAK

 石油情報センターのまとめでは、レギュラーガソリンの4月24日現在の全国平均小売価格は1リットル当たり131円と、7週連続で高止まりしたままだった。

 ところが、連休前ごろから、1リットル当たり4−5円の値上げに踏み切るスタンドが相次いでいる。中にはこれまで値上げできなかった分も含めて10円以上も価格を引き上げた店も。平均価格も130円台半ばまで上昇するのは確実だ。

 背景にあるのは原油価格の高騰だ。今年4月以降、スタンドにガソリンを卸している石油元売り各社は、相次いで卸価格を1リットル当たり4円以上値上げした。

 これで昨年1月以降、卸価格は22円から26円も値上がりしたことになるが、一方で店頭でのレギュラーガソリンの価格は平均14円しか上がっていなかった。

 これはガソリンスタンド間の激しい競争によるもので、セルフ式スタンドの登場もあって、「採算割れでも安売りせざるをえない」(スタンド関係者)と卸売価格の値上げを小売価格に転嫁できない状況が続いていたため。

 例年ならゴールデンウイーク期間中は大きな商機であるため、ガソリン価格を値下げして販売を伸ばすスタンドも多かったが、コスト削減など経営努力だけでは、相次ぐ卸売価格の上昇を吸収しきれず、値上げせざるをえなくなった。

 経済産業省が大企業を対象とした4月調査では、原油価格上昇が収益に影響を与える企業の割合は「大きく圧迫」と「やや圧迫」を合わせ、2月調査の65%から74%に拡大した。

 一般消費者の家計も、一段と圧迫されることになりそうだ。

ZAKZAK 2006/05/01

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_05/t2006050133.html