2006年04月28日(金) 12時01分
ワンクリック詐欺：参謀役に２年６月の実刑−−地裁判決 ／岩手（毎日新聞）
携帯電話のサイトに接続させて料金を請求する「ワンクリック詐欺」で現金をだまし取ったとして、詐欺などの罪に問われた東京都中野区新井２、会社役員、森一矢（３６）ら３被告に対する判決公判が２７日、盛岡地裁であった。神山千之裁判官は森被告に懲役２年６月（求刑４年６月）の実刑判決を言い渡した。住所不定、無職、佐々木良保被告（３０）は懲役２年６月、執行猶予５年（同４年）、神奈川県相模原市相模大野３、飲食店従業員、佐藤力弥被告（３２）は懲役１年６月、執行猶予５年（同）だった。
神山裁判官は森被告に対し、主犯格の男にワンクリック詐欺の方法を教えるなど「参謀役として重要な役割を果たした」と指摘した。
判決によると、森被告らは０４年１１月ごろ、茨城県の女性（当時３２歳）ら不特定多数の携帯電話利用者にメールを送信し、有料サイトの支払い義務があるかのように思わせて現金を銀行口座に振り込ませた。【岸本桂司】
４月２８日朝刊
（毎日新聞） - 4月28日12時1分更新
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