悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2006年04月27日(木) 00時00分

【関連】『偽装の認識』にらむ ヒューザー、総研の詐欺疑惑 東京新聞

 耐震強度偽装事件で、警視庁などの合同捜査本部は二十六日、まず構造計算書を偽造した元一級建築士姉歯秀次容疑者(48)に加え、木村建設の幹部、確認検査機関のイーホームズ社長らを摘発した。今後の捜査は、ヒューザー(東京都大田区、破産手続き中)が販売したマンションと、コンサルタント会社総合経営研究所(総研、千代田区)が開業指導したホテルに絡んだ詐欺容疑の立件の可否が焦点となる。

 ヒューザーをめぐっては、昨年十月末にイーホームズが姉歯容疑者の偽装を確認した直後に、耐震強度が基準の15%しかなかった神奈川県藤沢市のマンション「グランドステージ(GS)藤沢」の代金を受け取った疑いが浮上している。

 捜査本部は引き渡し前日の十月二十七日にはGS藤沢の偽装について、ヒューザーの小嶋進社長(52)が知っていたとみており、同社長らが強度不足について、引き渡し前にどの程度の認識があったのかを捜査している。今月十八日の任意の事情聴取で同社長は容疑を否認したもようだ。

 ホテルルートで捜査が進められているのは、総研が開業指導し、木村建設が施工した奈良市の「サンホテル奈良」。ヒューザー同様に偽装が確認された後の十一月七日、木村建設が工事代金約二億二千万円を受領。代金請求は総研の担当者が行っていた。

 捜査本部は、総研や木村建設の担当者が偽装を知った上で代金を受け取っていれば、詐欺の疑いがあるとみている。

 警視庁の捜査本部と協力して東京地検刑事部も昨年十二月の捜索後、十数人の検事が専従となって約四千百箱の押収資料を分析してきた。今月からは年明けに法務省刑事局から異動した検事を副部長に昇格させ、検事約三十人という、異例の体制で捜査に臨んでいる。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060427/mng_____sya_____007.shtml