2006年04月25日(火) 00時00分

首位はシャープ…携帯電話０５年度出荷台数（ZAKZAK）

　市場調査会社のＭＭ総研（東京）が２５日までに発表した携帯電話端末の０５年度国内出荷で、シャープがメーカー別台数シェアで１６．３％となり、初の年間首位になった。前年度は１４．３％で３位だった。同社は鮮明な液晶画面が好評で、ＮＴＴドコモ向けが好調だったほか、ボーダフォン向けでもヒット商品が出て、出荷台数が前年度比２０．２％増の７５５万台へ拡大した。デザイン開発の遅れなどが指摘されていたＮＥＣは、４年連続で守ってきた首位から転落し３位となった。２位は松下電器産業の子会社、パナソニックモバイルコミュニケーションズ（横浜市）。ＮＥＣは携帯事業の巻き返しに向け、松下などと提携交渉を急いでいる。

　０５年度の全メーカーの国内出荷台数は、前年度比５．２％増の４６２５万台となり、２年ぶりにプラスとなった。デザインや音楽配信対応など製品の多様化が進み、市場が膨らんだ。

【携帯電話メーカー別出荷台数シェアの変動】

■０５年度
（１）シャープ　　　　　　　１６．３％
（２）パナソニックモバイル　１６．１％
（３）ＮＥＣ　　　　　　　　１５．８％
（４）東芝　　　　　　　　　１３．４％
（５）富士通　　　　　　　　７．９％

■０４年度
（１）ＮＥＣ　　　　　　　　１８．６％
（２）パナソニックモバイル　１７．３％
（３）シャープ　　　　　　　１４．３％
（４）三洋電機　　　　　　　９．６％
（５）東芝　　　　　　　　　８．０％

ZAKZAK 2006/04/25

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_04/t2006042512.html