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2006年04月23日(日) 12時04分

アイフル:「おまとめローン」に警鐘 被害対策全国会議、静岡で全国集会 /静岡毎日新聞

 アイフル(京都市)が業務停止処分を受けるなど消費者金融に注目が集まる中、弁護士や司法書士からなる「アイフル被害対策全国会議」(河野聡代表)は22日、静岡市葵区駿府町の同市文化会館で14日の処分後初の全国集会を開き、多重債務を一本化するいわゆる「おまとめローン」の危険性について議論した。
 利息制限法と出資法の上限金利の間は「グレーゾーン金利」と呼ばれる。債務者が同意して利息を支払えば有効となるため、多くの消費者金融業者はこの金利で貸しており、通常の金利なら既に完済できている場合も返し続けなくてはいけないことも多い。一方、契約書と領収書があれば利息制限法の上限を超える部分を支払った後に返還請求できる最高裁の判決も出ている。
 「おまとめローン」は複数の債務を借り換えで1社に一本化する方法だが、完済して契約を終了すれば払い過ぎた分の返還請求は難しくなる。また不動産を担保にすることが多いため、自宅を差し押さえられることも多いという。
 リフォーム工事などで借金を負った浜松市の男性(80)夫婦の場合、「一本化」を繰り返したため、約16万円を240回払いする債務を負ったという。県内の弁護士・司法書士で作る「おまとめローン研究会」代表の岡島順治弁護士は「県内ではおまとめが盛んだが、借り換える前なら払い過ぎた利息を請求できる」と話している。【稲生陽】

4月23日朝刊
(毎日新聞) - 4月23日12時4分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060423-00000098-mailo-l22