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2006年04月14日(金) 10時53分

<多重債務者詐欺>「ブラックリストから抹消」と被害4億円毎日新聞

 多重債務者に「ブラックリストから名前を消す」などと持ちかけ手数料をだまし取っていたグループが埼玉、岩手、鳥取、山口県警の合同捜査班に詐欺容疑で摘発されていたことが分かった。被害者は全国の数百人に及び、被害額は計4億円に上るとみられている。
 グループのリーダーは埼玉県蕨市、無職、斎藤勤被告(25)=詐欺罪で既に起訴。
 斎藤被告は昨年9月、岩手県の男性に「無利息で融資します」などと書いたダイレクトメールを送付。電話をかけてきた男性に「自己破産されていますね。ブラックリストから名前を抹消しなければならないので、手続き料を振り込んでください」と説明し、8万5000円をだまし取ったとして今年2月、さいたま地裁に起訴されている。
 斎藤被告は24人の仲間を使って、さいたま市内のアパートなどに「アクア」「ピース」といった架空の金融会社を設立。名簿業者から入手した多重債務者にダイレクトメールを送って勧誘していた。
 グループ内には「部長」「店長」「社員」などの役職があり、業績が上がると「店長」に昇格し、のれん分けと称して新しい店が任された。ある店では営業時間の午前9時から午後4時までに3000枚のダイレクトメール発送をノルマにしていたという。合同捜査班はグループの全容解明を進めている。【弘田恭子、浅野翔太郎】
(毎日新聞) - 4月14日10時53分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060414-00000035-mai-soci