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2006年04月11日(火) 00時00分

JALトップ“内紛”で陳謝「国民におわびします」ZAKZAK

 招致されたのはこのほか、日航が次期社長に内定している西松遥専務=顔写真=、日航インターナショナルの遠藤寿一整備本部長。スカイマークは西久保慎一会長と井手隆司副会長で、同社幹部の招致は初めて。

 松本文明委員(自民)は航空会社としての両社の心構えをただした。日航の新町社長は一連のトラブル続発を謝罪。スカイマークの西久保会長は「安全は当然必要」としながらも、「事業として健全な収益性を確保しなければ行けないと考えてやってきた」と経営改善にも力を入れてきたことを説明した。


衆院国交委の参考人招致で答弁するスカイマークの西久保慎一会長=11日午前10時27分 このほか、日航については、社長の退陣を迫る“社内抗争”について質問がおよび、新町社長は「役員の問題などが出たが、内紛とかクーデターではなく、事業として再生しなければならないという意見交換をしていたのが外部に出た」と説明した。

 日航は点検期限が切れたままMD87型機を10日間運航し、発覚後の緊急点検でも「手抜き検査」が行われていたことが判明。委員らは再発防止に向けた取り組みなどをただした。

 ボーイング767型機1機で、機体の損傷を完全に修理しないまま9カ月間運航していたことが判明したスカイマークについては「国交省から信用されていないのでは」との指摘が出た。これに対し、西久保会長は「8年前に創業し、その際、航空業界から(整備の)有資格者を募った。創業したてのどの企業にも当てはまるが、組織としての機能が十分でなかった。いまなお、そういう部分が残っている」と社内の事情を説明した。

ZAKZAK 2006/04/11

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_04/t2006041126.html