2006年04月06日(木) 21時19分

＜振り込め詐欺＞手数料など名目で２６回、７４０万円　山梨（毎日新聞）

　山梨県甲斐市の会社員男性（５８）が、はがきでの勧誘に応じて融資を申し込んだところ、手数料などの名目で計２６回、計約７４０万円を振り込まされてだまし取られたことが６日、分かった。男性からの被害届を受け、県警南甲府署同署が振り込め詐欺の疑いで捜査している。
　調べでは、今年２月末、男性宅にクレジット会社の名前で低金利での融資をうたうはがきが郵送された。指定された県外の市外局番の電話番号に電話をかけ、３００万円の融資を依頼したところ、手数料約２７万円や口座開設費用などを次々と請求され、３月３日〜同１４日、１２回にわたり計約３４０万円を指定口座に振り込んだが、融資を受けられなかった。
　このため融資を断り、手数料などの返却を求めたところ、解約手数料名目の約４５万円などを次々と請求され、同１６日〜２３日、１４回にわたり計約４００万円を振り込んだ。返金するよう交渉したが手数料などは戻らず、だまされたことに気付いたという。
　男性は同署の調べに「途中でおかしいと思ったが、振り込んだ金額が大きくなり、何とか返してもらおうと（手数料を）支払った」と話しているという。【吉見裕都】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060406-00000101-mai-soci