2006年04月06日(木) 15時57分

１３万人の名簿流出　ウィニー、過去最高件数（産経新聞）

　ファイル交換ソフト「ウィニー」でウイルスに感染したパソコンから個人情報が相次いで流出している問題で、ウィニーのネットワーク上に約十二万七千人分の名簿ファイルが流出していることが六日、分かった。名簿には氏名や住所、電話番号や勤務先などの個人情報を掲載。なかには、自衛隊や消防署などに勤務する人の情報も含まれており、ウィニーの個人情報流出としては、過去最高の件数となる。
　産経新聞社が入手した資料では、名簿は「Ａ関西」「Ａ四国」「Ｂ東京」などと、九州と沖縄を除く、地域ごとに分類されている。
　最も件数の多い「Ｂ岡山」では、約二万二千六百人の個人情報を記載。氏名や住所、生年月日、携帯電話番号のほか、勤務先や既婚の有無などの個人情報が記されている。
　勤務先をみると、一般企業をはじめ、自治体や自衛隊、消防署、郵便局に勤務する人の情報などもある。
　流出先などは不明だが、ファイルは平成十五年十二月に作成。名簿を所有者のパソコンが、ウィニーを介する暴露ウイルスに感染して、ネット上に流出したとみられる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060406-00000033-san-soci