ＴＶ記者ら集団強姦福岡（東京新聞）

2006年04月03日(月) 00時00分

　福岡県警筑紫野署は二日、集団強姦（ごうかん）とわいせつ目的誘拐などの疑いで、福岡市の民放テレビ局ＲＫＢ毎日放送の記者北村浩之（２９）＝同市西区生の松原四＝と、同県大野城市大城五、ガソリンスタンド店員田島敏男（３９）の両容疑者を逮捕した。ＲＫＢは同日付で北村容疑者を懲戒解雇した。

　調べでは、両容疑者は昨年十一月十五日、携帯電話の出会い系サイトで知り合った山口県下関市の当時高校二年の少女（１７）を、ＪＲ博多駅から車で大野城市のホテルに連れ込み、「叫んだら山に埋めるぞ」と脅して乱暴した疑い。

　二人とも「間違いありません」と容疑を認めている。容疑者同士はインターネットの掲示板で知り合ったという。

　ＲＫＢはＴＢＳの系列局。北村容疑者は二〇〇〇年に入社、報道部などを経て〇四年からスポーツ部に所属していた。

　ＲＫＢの石上大和社長は二日、福岡市の本社で記者会見し「被害女性とその家族におわびし、申し訳なく思う。どうしてこうなったのか検証する」と謝罪した。

　集団強姦罪は早稲田大イベントサークルの集団暴行事件をきっかけに〇五年一月、改正刑法に盛り込まれた。法定刑は懲役四年以上で強姦罪（懲役三年以上）より重い。

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