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2006年04月03日(月) 00時00分

東京電力とKDDI、光通信事業統合…NTT追撃ZAKZAK

 光ファイバー通信事業で、KDDIは「KDDI光プラス」、東電は「テプコひかり」サービスを展開しているが、3日付の日本経済新聞によると、6月にもサービスを新ブランドに統一、来春にKDDIが東電の光通信網を買い取って統合するという。

 統合により、契約数はNTT東日本、NTT西日本、USENに続く4位となる。

 KDDIが光事業の強化を急ぐ背景には、ケータイ、固定通話、インターネット、無線通信などを融合させたサービスが2008年をめどにスタートすることがある。

 auの携帯電話事業では好調なKDDIだが、光通信では自前の光ファイバー網を持つNTTが圧倒的。KDDIは自前の光ファイバーを持っておらず、NTTから借りてサービスを提供しているため、消費者に魅力的な料金を打ち出せず、シェアは伸び悩んでいるのが実情だ。

 この事情はソフトバンクも同じ。電話線を使ったADSL事業では、価格破壊で大きなシェアを取った同社だが、光については自前で持っていないため苦戦している。

 このため、今後はコンテンツ部門に事業の軸足を移しつつある業界3位のUSENや、東電以外の電力系通信会社を絡めた新たな再編が焦点となってきそうだ。

 一方、東西合わせて60%以上の巨大なシェアを持つNTTだが、保有する光ファイバー網の扱いについて、総務省の懇談会でKDDIやソフトバンクが、NTT東西地域会社から光ファイバーの回線会社を切り離し、同一条件で競争できるよう要求。これに対しNTT側は光ファイバーの貸し出し料金の値上げを求めるなど激しい議論の対象となっている。今後も通信戦争は過熱しそうだ。

ZAKZAK 2006/04/03

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_04/t2006040334.html