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2006年03月30日(木) 03時11分

<ウィニー>ニフティも抑止 最大手、影響必至毎日新聞

 ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を介して重要情報が相次いで流出している問題で、インターネット接続事業者(プロバイダー)最大手のニフティ(東京都品川区)は29日、会員を対象にウィニーの利用を制限することを明らかにした。既に首都圏ではウィニー利用者の接続速度を落としており、今秋をめどに全国で実施するという。NTT東日本子会社のぷららネットワークスが今月、ウィニーの通信を完全規制することを決めたのに続く措置。最大手の利用制限方針は影響も大きく、業界各社の動向が注目される。
 ニフティによると、昨年からつなぎっ放しで回線を占有し続けるなど、ファイル交換ソフト利用者の悪用が目立つようになったのが主な理由。回線の制限は昨年12月から首都圏で先行して始め、ウィニーだけでなく、他のファイル交換ソフトも対象にしているという。
 今秋までに、これらのファイル交換ソフトを使うとデータが流れにくくなるよう、接続速度(帯域)を8〜9割カットする機器を設置する計画。
 プロバイダーなどの業界団体は今月から、ウィニーの暴露ウイルス感染者へ警告メールを送る対策を始めている。ニフティのブロードバンド(高速大容量通信)会員だけでも約130万人いるが、これまで同社で感染が判明して警告メールを送信したのは約300人に過ぎないという。
 ウィニーの通信規制について、NECのビッグローブ(BIGLOBE)は「今後、対策を検討したい」とし、DIONを提供するKDDIは「各社の動向を見ながら対応を決めたい」とするなど、様子見のプロバイダーが多いなか、論議に一石を投じる形になりそうだ。【サイバーテロ取材班】
(毎日新聞) - 3月30日3時11分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060330-00000004-mai-soci