悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2006年03月30日(木) 03時12分

ライブドア粉飾決算 会計士2人きょう告発産経新聞

証取法違反 特捜部、在宅起訴へ
 ライブドアの粉飾決算事件で、粉飾に協力したとして、証券取引等監視委員会は二十九日、証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)罪で、ライブドアの会計監査を担当した港陽監査法人の公認会計士ら会計士二人を三十日に東京地検特捜部に告発する方針を固めた。特捜部は告発を受け、三十一日に二人を同罪で在宅起訴する見通し。
 ほかに告発されるのは、ライブドアグループの経理業務の外部委託を受けていたコンサルタント会社「ゼネラル・コンサルティング・ファーム」(横浜市)代表取締役の公認会計士。
 関係者の話では、二人は特捜部の調べに対し、粉飾への関与を認めているという。
 特捜部は、前社長の堀江貴文被告(33)らライブドア経営陣が粉飾を主導していたが、粉飾をチェックしなかった会計士の刑事責任もあるとして、会計士二人を在宅で刑事処分する方針。
 粉飾決算事件で公認会計士が刑事責任を問われるのは、昨年十月にカネボウ事件で中央青山監査法人の会計士三人が起訴されて以来。
 関係者によると、会計士らはライブドア前社長の堀江被告らと共謀し、平成十六年九月期連結決算で(1)自社株売却益を「資本」ではなく「売上高」に不正計上(2)実質子会社にしていた二社の預金を売り上げに架空計上−して、約三億円の経常赤字を約五十億円の経常黒字と偽った有価証券報告書を関東財務局に提出した疑いが持たれている。
 港陽監査法人の会計士は、ライブドアの十六年九月期連結決算の監査を担当。粉飾を知りながら「適正意見」を出し、一緒に監査を担当した会計士も従わせていた。
 ゼネラル社代表の会計士は前取締役の宮内亮治被告(38)らから指示を受け、不正な経理操作に協力するなどしていた。この会計士も以前は港陽監査法人に所属し、十五年九月期のライブドアの監査を担当していた。
(産経新聞) - 3月30日3時12分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060330-00000019-san-soci