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2006年03月29日(水) 00時00分

ヤフー狙いは、三井住友銀とジャパンネット傘下にZAKZAK

ヤフオクなどの決済を新収益源に

 共同出資会社は、三井住友銀が保有するジャパンネット銀株57%をすべて取得する。ヤフーは、新会社に当初14%を出資し、最終的には50%前後に引き上げる見込み。ネット事業大手とメガバンクの提携は初めてで、週内にも発表する。

 ジャパンネット銀は日本初のネット専業銀行として、平成12年10月に開業。口座数は100万強(昨年3月末現在)で、預金残高は2000億円強(同)。

 ヤフーとしては、自社が運営するポータルサイトとの連動で、決済手数料を得るほか、ネット利用者をジャパンネット銀の顧客に誘導できるメリットがある。三井住友銀も金融商品をヤフーのユーザーに売り込むきっかけになり、双方の利害が一致した。

 ヤフーはあおぞら銀行と共同で、ネット専業銀行の参入準備を進めてきた。昨年、あおぞら信託の第3者割当増資を引き受け、株式の14.9%を取得。最終的には67%弱まで保有し、同信託を基盤としたネット銀の業務を開始する予定だった。

 だが、あおぞら側と業務内容や開始時期などで意見が合わなくなり、2月下旬に決裂し、今回の提携に切り替えていた。

 「ネット利用者向け決済の需要が急激に増すなか、ヤフーとしては銀行業務に出遅れると顧客サービスの低下を招き、致命傷になりかねない。あおぞら側との事業契約が水に流れ、危機感を募らせていた」(金融アナリスト)。果たして、今度はうまくいくか。

ZAKZAK 2006/03/29

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_03/t2006032910.html