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2006年03月25日(土) 12時13分

警視庁と都、振り込め詐欺抑止でシンポ開催読売新聞

振り込め詐欺抑止のシンポジウムで行われた詐欺の実演(25日午前)    昨年から今年にかけて東京都内で「振り込め詐欺」の被害が急増していることを受け、警視庁と東京都は25日、東京・四谷で、都内「振り込め詐欺抑止シンポジウム」を開いた。

 報道などで詐欺の手口は知っているのに、「まさか」と思いながらだまされるケースが増えている。このため、脅迫電話でパニックになる被害者心理などを、都内各地の防犯ボランティアらから都民に伝えてもらうのが狙い。シンポでは、犯人側が脅し役となだめ役の二手に分かれて「だんなさんが痴漢で逮捕された」と主婦をだます手口などが紹介され、約400人の参加者が熱心に聞き入った。

 警視庁によると、昨年1年間の都内の振り込め詐欺(恐喝を含む)の認知件数は、前年より43%増の2908件で、被害総額も28%増の51億9000万円に上った。全国ベースで認知件数が16%、被害総額が12%それぞれ減少する中で突出しており、今年も2月末までの認知件数が469件と、前年同期より64%も増えている。

 特に昨年は、「夫が痴漢をして逮捕された」などと偽って示談金を要求する「おれおれ詐欺」や「おれおれ恐喝」が6割を占めたのが特徴だ。

 シンポに先立ち講演した今林寛幸・警視庁捜査2課長は、「『声が似ていた』ということで脅迫電話を信じ込むケースが多いが、最近では、犯行前日に『携帯電話を替えた』と電話をかけ、『声が違うのは電話が替わったせい』と信じ込ませる手口も出てきた」などと解説した。
(読売新聞) - 3月25日12時13分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060325-00000204-yom-soci