2006年03月17日(金) 13時02分

情報流出：県警、全職員から誓約書　「ウィニーは使用しない」　／山梨（毎日新聞）

　◇県は私用パソコン調査へ
　岡山、愛媛両県警でファイル交換ソフト「Ｗｉｎｎｙ（ウィニー）」を使用したパソコンから捜査情報が流出した問題を受け、県警は１６日、全職員から「ウィニーを使用しない」との誓約書の提出を指示した。また、県も今月中に全職員を対象に私用パソコンでのウィニー導入の有無を調査する。いずれも漏えいはないという。
　県警情報管理課によると、公用パソコンを１２２３台整備しているが、不足の分を補うため５５５台の私用パソコンが業務での使用を認められている。誓約書は１６日、警務部長名で出され、▽使用登録をしていない私用パソコンは使わない▽私用パソコンで業務情報を扱う場合は許可を得る▽ウィニーはインストールしない▽誓約書に反して情報が流出した場合はどのような処分も受ける——との内容。所属長を通じて提出する。
　県も私用パソコンへのウィニー導入の有無の調査を行う。自己点検方式で、所属長に報告する。県庁では私用パソコンの利用は禁止し、公用パソコン３９００台を配備している。庁内ＬＡＮではウィニーとの接続を遮断しているため、ウィニーによる公用パソコンからの情報流出はないという。
　また、フロッピーなどでの電子情報の持ち出しによるデータ流出を防ぐため、持ち出しは原則禁止しており、持ち出す際には所属長の許可が必要となっている。今回の調査では、私用パソコンに情報が移されていないか合わせて調査する。【鷲頭彰子、藤沢宏幸、宇都宮裕一】

３月１７日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060317-00000091-mailo-l19