2006年03月14日(火) 12時00分
サムニングループのリフォーム詐欺：７人、不要工事と計９８５６万円損賠提訴 ／埼玉（毎日新聞）
リフォーム詐欺で摘発されたサムニングループを相手取り、県内に住む高齢者と家族ら計７人が「不要な工事で金をだまし取られた」として、総額約９８５６万円の損害賠償を求める訴訟をさいたま地裁に起こした。
７人は、グループ６社、役員・従業員ら計５３人を訴えた。訴状によると、上尾市で０３年５月、一人暮らしのお年寄りの男性が、床下点検に訪れた同グループ傘下のリフォーム会社「サムニンウエスト」の訪問販売員に「浴室を改修しなければ湿気で家がだめになる」などと言われ、代金約４００万円のユニットバス工事を契約し、現金で一括払いした。その後も０４年４月までに、▽前に契約した工事の下見▽工事に使った金具の点検——などの名目で訪れた同グループの複数の訪問販売員に、不要なリフォーム工事計１２件の契約をさせられ、代金計約３９７７万円をだまし取られた。
原告側は「虚偽の報告をし、補強効果のない工事を高額で契約させたのは故意による不法行為」としている。昨年１２月、東京地裁でも同様の提訴があった。【和田憲二】
３月１４日朝刊
（毎日新聞） - 3月14日12時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060314-00000143-mailo-l11