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2006年03月08日(水) 14時59分

ヤミ金心中事件、取り立て役の2人特定読売新聞

 大阪府八尾市で2003年6月、ヤミ金融業者の取り立てを苦に夫婦ら3人が心中した事件で、府警などの合同捜査本部は8日、清掃作業員の妻(当時69歳)に取り立て電話をかけていたのは、ヤミ金融「友&愛」南勇介(25)、元健作(24)両容疑者と特定した。

 2人は「川畑将容疑者(25)(リーダー格として指名手配)の指示だった」と供述している。

 調べでは、「八尾事件」で逮捕されたメンバーら6人は、川畑容疑者から複数の携帯電話を渡され、着信用、取り立て用、仲間同士の連絡用と使い分けていた。その際、メンバーごとに決まった店名と偽名も割り当てられた。

 清掃作業員の自宅には、03年4月中旬から約2か月間、「アクセスのナガシマ」「友&愛のオカダ」と名乗る別々の男から、毎晩のように返済を迫る電話があった。作業員の妻が、府警に提出した録音テープには「殺すぞ」「道を歩けなくしてやる」などの脅迫的な文言が記録されていた。

 府警は作業員宅の電話の通話記録から、発信元の複数の携帯電話の番号を特定。別の被害者らの証言などから、問題の携帯電話からの通話では、相手の男は常に同一の偽名を使い、声も酷似していることが判明。「アクセスのナガシマ」は南容疑者、「友&愛のオカダ」は元容疑者が名乗っていたとの供述が得られ、2人も認めた。

 合同捜査本部は、川畑容疑者の指示の下、グループぐるみで脅迫的な取り立てを繰り返していたとみている。
(読売新聞) - 3月8日14時59分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060308-00000306-yom-soci