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2006年03月08日(水) 15時08分

<愛媛県警情報流出>パソコンにウイルス対策ソフトなし毎日新聞

 愛媛県警の警部の私有パソコンから大量の個人情報を含む捜査資料がインターネット上に流出した問題で、流出元になった警部のパソコンにはウイルス対策ソフトがインストールされていなかったことが同県警の調べで分かった。
 問題になっているファイル交換ソフト「winny(ウィニー)」への対策ソフト導入で、感染を完全に防げるとは言い切れないが、県警は捜査資料を取り扱うパソコンがウイルスに無防備だったことを深刻に受け止め、職員の使うすべてのパソコンについて緊急点検を始めた。
 警部のパソコンは自宅のデスクトップ型のもので、捜査資料などを持ち帰り、自宅で作業していたという。県警は職員の1400台の私有のパソコンに所属長の承認を条件に捜査資料作成などの公用に使うことを認めているが、このパソコンは未承認で、県警の内規に触れる可能性が高い。
 県警は公用に使用するパソコンを対象にウィニーを使用していないかどうかのチェックを定期的にしていたが、このパソコンはチェックを受けていなかった。
 県警は職員に対し、公用にパソコンを使う場合、ウイルス対策ソフトを自己負担で購入、インストールしたうえで、「(頻繁に)最新版に更新するように」という指示をしていた。ソフトの種類や更新の頻度などは事実上、職員任せだった。
 県警は捜査1課、監察官室の約30人態勢で流出した情報の特定作業などを進めている。同時に職員らの私有まで含めたパソコン使用の実態について、緊急の聞き取り調査を始めた。
 さらに、県警は8日から約2800人の全職員を対象に公用・私用の全パソコンについてウィニーがインストールされていないかのチェックを始めた。対象は、約600台の公用パソコン、約1600台の公用使用の承認を受けた私用パソコンに加え、業務に使用しない完全な私用パソコンも含む。
(毎日新聞) - 3月8日15時8分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060308-00000060-mai-soci