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2006年03月06日(月) 18時51分

貸金業者に対する監督指針見直し、そう時間かけず結論得たい=金融庁長官ロイター

 [東京 6日 ロイター] 五味金融庁長官は6日の定例会見で、貸金業者による過剰貸し付けの規制を金融庁が強化する方針を固めたとする一部報道について、具体的な対応策は検討中だが「そう時間をかけずに結論を得たい」と述べた。
 6日付の朝日新聞朝刊は、複数の貸金業者などから多額の借り入れをして返済できない利用者が増えている多重債務問題を解決するため、債務者が自宅を差し押さえられて暮らせなくなるような融資に歯止めをかけたり、保証人に行き過ぎた保証要請をすることを禁じるなど、金融庁が貸金業者に対する監督指針を見直す方針だと報じた。
 一方、同報道では、利息制度法を上回る率の金利をとっても刑事罰に問われない「グレーゾーン金利」を金融庁が撤廃する方針と報じたが、五味長官は、「(金融庁として)方針を決めた事実はない」と述べた。
 金融庁では有識者や業界関係者からなる懇談会が多重債務者の増加を抑えるため、先月末から、消費者金融やクレジットカード会社など貸金業者による融資ルールを見直す方向で議論を始めている。
(ロイター) - 3月6日18時51分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060306-00000456-reu-bus_all