2006年02月24日(金) 11時46分
裁判所の個人情報流出 書記官宅パソコンから（共同通信）
東京地裁の書記官が自宅の私物パソコンに保存していた過去の競売事件に関する裁判資料などのデータが、ウイルス感染により外部に流出していたことが２４日、最高裁の調査で分かった。当事者の名や住所など１４９人分の個人情報が含まれているという。
最高裁によると流出したのは、競売事件の決定文や裁判官と交わしたメモ類などの文書ファイル約１０００個。民事部に所属する４０代の男性書記官が昨年、自宅で業務をしようと持ち帰ったが、インターネットに接続した際、ウイルスに感染し、ファイル共有ソフト「ウィニー」を通じて流出したとみられる。
内閣官房情報セキュリティセンターが流出に気付き２０日に連絡、内部調査で発覚した。
書記官は調査に対し「ウイルス感染には気付いたが、撃退できたと思った」と説明。
（共同通信） - 2月24日11時46分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060224-00000106-kyodo-soci