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2006年02月23日(木) 17時52分

サイバー犯罪3千件超す ネット詐欺の摘発急増産経新聞

サイバー犯罪3千件超す ネット詐欺の摘発急増

≪05年、警察庁まとめ≫

 全国の警察が昨年1年間に摘発したサイバー犯罪(情報技術を悪用した犯罪)は、前年より約1000件、51.9%増の3161件で、統計を取り始めた2000年以降の最多記録を更新したことが23日、警察庁のまとめで分かった。

 特にインターネットオークション詐欺などネットワークを悪用した詐欺の摘発が1408件で前年の2.6倍に急増。他人に成り済ましコンピューターに侵入する不正アクセス禁止法違反も倍増し277件だった。

 全国の警察が受理した相談件数は8万4000件を超え、過去5年間で約7.6倍に増えた。

 まとめによると、罪名別では詐欺が全体の44.8%で最も多く、次いで児童買春・ポルノ禁止法違反が10.2%、不正アクセス禁止法違反8.8%—の順。

 主な事例では、パソコンの情報を盗むソフトウエア「スパイウエア」を悪用した詐欺事件を警視庁が初摘発。摘発された男らは、ネット決済を利用する企業に、スパイウエア添付のメールを送ってIDなどを入手し、口座から1000万円以上をだまし取ったとされる。

 また茨城県警は、オークションサイトに不正アクセスし、ブランド品のバッグなどの出品を装い、落札代金を詐取したとして男女を摘発。被害は800人以上、約1億5000万円に上るとみられる。

 相談内容では、詐欺・悪質商法が4万1480件(全体の49%)と最も多く、次いでネットオークションが1万7451件(同21%)、名誉棄損・中傷5782件(同7%)—の順。不正アクセス・コンピューターウイルスも3965件(同5%)で、前年の1.8倍に増えた。(共同)

(02/23 17:52)

http://www.sankei.co.jp/news/060223/sha080.htm