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2006年02月16日(木) 00時09分

三菱UFJが利益1兆円超、大手6グループとも黒字読売新聞

 大手銀行・金融6グループの2005年4〜12月期連結決算が15日、出そろった。

 不良債権処理損失が大幅に減少したため、税引き後利益は、三菱UFJフィナンシャル・グループが前年同期の1015億円の赤字から1兆264億円の黒字に転じたのを始め、6グループがそろって黒字となった。

 三菱UFJは、前期に計上していた5437億円の不良債権処理損失がゼロになったことに加え、融資先の業績改善で、主に旧UFJ銀行が過去に計上していた貸し倒れ引当金4047億円が不要となり利益として繰り戻された。これが、税引き後利益を9000億円程度押し上げる要因となった。

 三井住友フィナンシャルグループも不良債権処理損失が前期より4506億円減少し、大幅増益だった。

 一方、銀行の本業のもうけを示す業務純益は、投資銀行業務や投資信託の販売など、手数料収入が増えたみずほフィナンシャルグループ、三井住友、住友信託銀行の3グループが増益、貸出金利ざやの縮小などで三菱UFJ、りそなホールディングス、三井トラスト・ホールディングスの3グループが減益だった。

 06年3月期の通期の業績予想も6グループともに黒字見通しとなった。三菱UFJは通期業績予想を上方修正し、税引き後利益を1兆1700億円と見込んだ。期末の配当予想を従来の1株3000円から4000円に引き上げた。

 このほか、みずほが前期並みの6300億円、三井住友が5500億円を見込み、6グループ合計の税引き後利益は前期の3・9倍の2兆8350億円となる見通しだ。
(読売新聞) - 2月16日0時9分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060215-00000314-yom-bus_all