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2006年02月14日(火) 00時00分

アガリクス製品販売中止 厚労省要請でキリン子会社 『発がん促す作用』 東京新聞

 アガリクスを原料とする健康食品「キリン細胞壁破砕アガリクス顆粒(かりゅう)」に、発がんを促進する作用があることが動物実験で確認されたとして、厚生労働省は十三日、発売元のキリンウェルフーズ社(東京都江東区)に対し、自主的な販売停止と製品の回収を要請した。 

 厚労省は、販売停止の可否を国の食品安全委員会に諮問。同社は、販売しているアガリクス関連四製品すべての販売中止と回収を決めた。

 アガリクスはカワリハラタケと呼ばれるキノコの一種。「がんの予防に効果がある」とされ、広く販売されている。

 厚労省は、学術雑誌で肝障害を起こす疑いが報告されていることなどから流通量が多く、製造方法が異なる三社の製品を抽出し、国立医薬品食品衛生研究所に毒性試験を依頼。キリンウェルフーズ社の製品に発がんを促進する作用があるとの中間報告を受けた。

 ほかの二社の製品は最終結果が出ていないが、同委員会に安全性について意見を求める。

 キリンウェルフーズ社はキリンビール100%出資の子会社。「キリン細胞壁破砕アガリクス顆粒」は二〇〇二年七月から五万六千箱、錠剤は一九九九年から三十七万箱を販売。昨年の売り上げは約二億五千万円。

 厚労省は、アガリクス製品に関する相談専用電話=03(5253)1111、内線(4261〜4263)=を開設。ホームページにQ&Aを掲載している。キリンウェルフーズ社への相談はフリーダイヤル0120(033)827(午前九時−午後七時)。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060214/mng_____sya_____006.shtml