2006年02月14日(火) 15時01分
使い込み：救護施設職員、入所者の年金など３０万円−−高知市が発表 ／高知（毎日新聞）
高知市は１３日、同市横浜の救護施設「誠和園」（橋村幸良園長）の生活係の男性職員（３３）が、入所者が受給した年金や生活保護費約３０万円を使い込んでいたと発表した。岡崎誠也市長は緊急記者会見を開き、「市民の信頼を回復出来るよう全庁挙げて努力していた矢先の不祥事で、大変申し訳ない」と陳謝した。
救護施設は生活保護法に基づき、経済的な問題を抱えた心身障害者らが入所する施設で、同園には６９人が入所。市によると、職員は現金管理が困難な入所者に生活費を手渡していたが、１月の１３人分の生活費約３０万円を金庫から抜き出して使い込んでいた。職員は消費者金融に約３００万円の借金があり、その返済に充てていた。
同市では、先月にも消防局係長による公金着服問題が発覚したばかり。岡崎市長は対応策として、多重債務などの相談に応じる嘱託職員を４月から設置する考えを明らかにした。【袴田貴行】
２月１４日朝刊
（毎日新聞） - 2月14日15時1分更新
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