2006年02月03日(金) 00時00分

長者番付１位目標で強引営業課す？ 日本メンテ浅岡容疑者の社員暴行 （中日新聞）

　住宅リフォーム会社「日本メンテナンス」（愛知県豊田市、昨年１０月解散）の詐欺事件に関連し、同社の実質的経営者で自称経営コンサルタント浅岡祐二容疑者（３７）＝同県岡崎市＝が元社員（２９）への傷害容疑で逮捕された事件で、浅岡容疑者は「連続で長者番付１位を取る」という自らの目標を実現するため、社員に強引な営業活動をさせていた疑いの強いことが愛知県警の調べで分かった。県警は、今回の傷害事件も社員の営業成績を上げるための日常的な暴行の一環とみて、関連を調べている。

　浅岡容疑者は、２００２年から３年連続で同県三河地区の高額納税者１位となり、０４年の納税額は３億４９３８万円で全国でも上位に。自身のＰＲビデオでは「４年連続の１位をめざす」と明言していた。

　その根拠として、自らが手がけた着物販売業で１億２０００万円を脱税し、０２年に法人税法違反で懲役１年６月、執行猶予４年の判決を受けたことを挙げ、「猶予中の４年間は反省しないといけない。言葉で言ってもダメで、数字で示すと決めた。４年間は長者番付一番であり続けたい」などと語っていた。

　同県警捜査四課と名古屋・港署の調べで、日本メンテナンス社は営業マンの教育管理などの委託名目で、売り上げの６５％という破格の報酬を浅岡容疑者に支払っていたことが分かっている。

http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20060203/mng_____sya_____007.shtml