2006年02月01日(水) 00時00分

２１００人大弁護団で無罪主張、旧住専関連の控訴審（ZAKZAK）

　旧住専の大口融資先で自分が顧問を務めていた企業に対し、資産の差し押さえを指示したとして、強制執行妨害罪に問われ、１審で無罪となった弁護士、安田好弘被告（５８）の控訴審第１回公判が１日、東京高裁（白木勇裁判長）で開かれた。安田被告は、１審の約１２００人を上回る約２１００人の大弁護団を結成、一審に引き続き、無罪を主張した。

　この日の公判では、冒頭で検察側が「犯行事実は明らかで一審判決は事実誤認」などとする控訴趣意書を朗読、一審判決の破棄を求めた。対する弁護側は答弁書で「検察官の根拠とする証拠は信用できない」などと、控訴棄却を主張した。

　安田被告は、オウム真理教の麻原彰晃被告（５０）＝本名・松本智津夫、１審死刑判決＝の１審途中まで、主任弁護人を務めたほか、耐震偽装問題で、マンション販売会社「ヒューザー」の民事訴訟代理人にも名を連ねている。

ZAKZAK 2006/02/01

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_02/t2006020146.html