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2006年02月01日(水) 00時00分

殺人捜査で初の通信傍受…山口組系組織の若頭射殺でZAKZAK

 三重県警が昨年、暴力団幹部の射殺事件で通信傍受法に基づいて関係者の通話を傍受し、容疑者を逮捕していたことが1日、分かった。同法が殺人事件の捜査に適用されたのは2000年8月の施行以来、初めて。

 三重県警によると、通話の傍受をしたのは03年7月、津市で指定暴力団山口組系弘道会伊勢紙谷一家の若頭=当時(42)=が射殺された事件。

 同県警は昨年3月、殺人などの疑いで同一家の元若頭補佐ら4人を逮捕。同組幹部らが組織的に関与した疑いが強まったとして昨年6月までに、組織犯罪処罰法の組織的殺人容疑で令状を取り、関係者の通話を傍受。その結果、同月までに容疑者として組員の男が浮上し逮捕した。

 起訴の際の罪名は刑法の殺人罪だった。同事件では、殺人容疑などで計7人が逮捕、1人が指名手配されている。

 通信傍受法は薬物、銃器、集団密航、組織的殺人の4分野に限り、捜査機関が裁判官の令状に基づき電話や電子メールを傍受することを認めている。

 同法に基づく傍受は一昨年まで、いずれも薬物密売事件で実施された。これまでの国会報告によると、02年と03年に各2事件、04年に4事件となっている。

 三重県警は3日、傍受法の適用について国会報告する。

ZAKZAK 2006/02/01

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_02/t2006020139.html