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2006年01月31日(火) 11時35分

<副作用死>04年4月は63例 医薬品機構がHPで公開毎日新聞

 厚生労働省は31日、製薬会社など企業から寄せられた医薬品副作用(疑いも含む)の全症例の公開を、独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」のホームページ(HP)を通じて始めた。対象は04年4月以降の報告で、まず同月中にあった732医薬品の計2477症例(このうち因果関係が否定できない死亡例は63症例)を公表。整理でき次第、順次、公表数を増やしていく方針だ。
 これまで医薬品の添付文書に掲載している副作用情報の代表例や未知の重篤な症例だけを公開していたが、患者団体などからの「一部の公表だけでは副作用の全体像がわからない」との要望を受けて、すべての公開に踏み切った。
 公開項目は▽薬名▽副作用名▽患者の年齢、性別▽回復、死亡などの容体のほか、新たに薬と死亡との因果関係がどの程度あるかも加えた。
 2477症例中、最も多かったのは抗がん剤「イレッサ」(一般名ゲフィチニブ)による間質性肺疾患の副作用で41症例を掲載。このうち、イレッサとの因果関係が否定できずに死亡したケースは12症例に上っている。
 製薬会社などは副作用による事故の疑いがあれば、医薬品医療機器総合機構への報告を義務付けられている。HPのアドレスは(http://www.info.pmda.go.jp/)。【玉木達也】
(毎日新聞) - 1月31日11時35分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060131-00000034-mai-soci