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2006年01月28日(土) 02時15分

悪徳商法に気を付けて 高校卒業前に対処法を伝授 長崎市消費者センター西日本新聞

 【長崎】 悪質商法の被害から若者を守るため、長崎市消費者センターが高校で行っている出前講座が卒業式を前に増加している。相談件数が過去最高となった二〇〇四年度では、十代と二十代の相談が四分の一を占めており、同センターは講座で「社会に出る前に知識と金銭感覚を身に付けて、トラブルに巻き込まれないようにしてほしい」と注意を促している。

 同センターによると、〇四年度の相談数は八千四百九十五件(前年比4・2%増)。架空請求はがきが大量に出回って相談が増える前の〇二年度の二倍以上に急増した。若者の被害相談が多く、昨年度はほぼ半数が三十代以下だった。

 相談内容では、年齢にかかわらず男女ともにインターネットの出会い系サイトなどに接続して不当な支払いを請求される事例が最も多い。ほかには、二十代の男性で消費者金融、不動産賃借などが多く、二十代の女性ではエステなど美容関連のトラブルも目立った。

 二十七日に同市本河内二丁目の聖母の騎士高校で行われた講座には全校生徒約七十人が出席。同センター職員が、恋愛感情を利用して高価な品物を売り付けるデート商法など実際に県内であった事例を挙げ、「『結構です』『いいです』という表現を使わず、勧誘電話はすぐに切る」などと対処法を紹介。「相談が早ければ解決も早い」と同センターの利用を呼び掛けた。

 三年の井手紘史さん(18)は「塾や家庭教師の勧誘電話がしつこくて困ったことがある。断り方を教えてもらって、すごくためになった」と話していた。
(西日本新聞) - 1月28日2時15分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060128-00000006-nnp-l42