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2006年01月27日(金) 14時57分

謎の集団生活、暗い部屋で不安あおり誘う?読売新聞

 東京都東大和市の民家で行われていた不自然な集団生活をめぐる事件で、自称・元占い師の渋谷博仁容疑者(57)(脅迫容疑で逮捕)は、占いを受けに女性らが民家を訪ねてくると、暗い部屋の中で相手の顔にランプの光を近づけながら、不安感をあおるような話をしていたことが、27日わかった。

 警視庁捜査1課は、女性たちは不安感をあおられたために渋谷容疑者と同居するようになった可能性もあるとみて、集団生活が始まった経緯などについて女性らから事情を聞いている。

 関係者の話や同課の調べによると、2000年4月から占いを始めた渋谷容疑者は、民家に女性が訪ねてくると、まず暗い部屋に通し、テーブルの上に置いてあったランプの光を女性の顔にかざしながら、「霊がついている。このままでは大変なことになる」などと話していたという。

 中には、泣きながら部屋を飛び出し、近所の家に駆け込んだ女性もいた。

 カルト集団のマインドコントロールなどに詳しい専門家によると、外の世界と遮断された暗闇など神秘的な雰囲気の中で不安感をあおる話をされると、その話をしている相手に依存しやすくなる。

 また、暗い中で光を使うのは、催眠をかける際の手法の一つで、悪徳商法の勧誘に悪用されるケースもあるという。

 一方、26日行われた民家の捜索では、スタンガンと催涙スプレーが押収されていたことがわかった。同課は27日午前、渋谷容疑者を東京地検八王子支部に送検、スタンガンなどの所持目的についても調べる。
(読売新聞) - 1月27日14時57分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060127-00000307-yom-soci