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2006年01月26日(木) 15時51分

スパイウエア作成者逮捕 元IT社員 口座から預金詐取産経新聞

 スパイウエアと呼ばれる不正ソフトを使った預金詐欺事件で、警視庁ハイテク犯罪対策総合センターは二十六日、不正アクセス禁止法違反と電子計算機使用詐欺の疑いで指名手配していた住所不定、元IT関連企業社員、竹川敦容疑者(31)を逮捕した。調べに対し「(スパイウエアは)自分が開発した」と供述している。スパイウエアの作成者が逮捕されたのは国内で初めて。
 調べによると、竹川容疑者は無職の平山喜一被告(34)=不正アクセス禁止法違反罪などで起訴=と共謀し、ジャパンネット銀行に口座を開設する川崎市の貴金属販売会社にスパイウエアを添付した電子メールを送信。同社に割り当てられたネットバンキング用のIDとパスワードを不正入手した上、昨年七月一日、同社の口座から二人が管理する第三者名義の口座に二十一万六千円を送金した疑い。竹川容疑者らは通販業者十社の口座から約千百万円を詐取したとみられ、同センターは余罪があるとみて追及している。
     ◇
【用語解説】スパイウエア
 インターネット経由でパソコンに侵入し、情報を盗むソフトウエア。無料ソフトをダウンロードしたり、特定のホームページを閲覧したりすると、知らないうちにパソコンに送り込まれることがある。パソコン内の情報やキーボード操作の内容を集め、ネットを通じてスパイウエアの作成元に送信する。防止には専用の除去ソフトやウイルス対策ソフトを使う。
(産経新聞) - 1月26日15時51分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060126-00000036-san-soci