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2006年01月24日(火) 03時28分

葛飾・柴又の上智大生殺害 別事件で逮捕の男「自分やった」 犯行ほのめかす産経新聞

 平成八年九月、東京都葛飾区柴又の上智大四年、小林順子さん=当時(21)=が殺害され、自宅が放火された事件で、警視庁新宿署に窃盗容疑など別の事件で逮捕された男が「自分がやった」と関与をほのめかす供述を始めたことが二十三日、分かった。現場に犯人のものとみられる血痕が残されていたことから、亀有署捜査本部は、この男のDNA型鑑定など、男の関与について慎重に裏付け捜査を進めている。
 小林さんの殺人放火事件は、世田谷一家四人殺害(十二年)や八王子スーパー強盗殺人(七年)などと並び、警視庁の重要未解決事件に位置づけられている。
 調べでは、小林さんは八年九月九日夕、自宅二階の焼け跡から刺殺体で発見された。小林さんは当時、米国留学を直前に控え、一人で留守番をしており、遺体は手足を粘着テープとストッキングで縛られ、首を刃物で刺されて死亡していた。
 犯人が殺害後、証拠隠滅のため放火したとみられ、玄関付近に使用されたとみられるマッチ箱が捨てられていた。
 箱の内側には、小林さんの家族以外の血痕が付着しており、捜査本部は、犯人が小林さんに切り付けた際に手にけがをし、マッチを使った後に箱を閉めたため血痕が付着したとみて、最も重要な物証として捜査を進めていた。
(産経新聞) - 1月24日3時28分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060124-00000017-san-soci