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2006年01月20日(金) 12時56分

米上院議員、電話記録の闇取引を罰する法案を提出japan.internet.com

無線および有線電話の個人記録が盗まれ、闇市場で流通するケースが増加している事態に対処すべく、米国議会の3議員が18日、そうした行為を刑事罰の対象とする法案『Consumer Telephone Records Protection Act of 2006』を提出した。

Charles Schumer 上院議員 (民主党、ニューヨーク州選出)、Arlen Specter 上院議員 (共和党、ペンシルベニア州選出)、 Charles Nelson 上院議員 (民主党、フロリダ州選出) の3議員は、今年の会期初日を迎えた米国議会にさっそく同法案を提出した。

同法案は、電話会社から詐欺的に顧客情報を得る行為や、顧客のインターネットアカウントにアクセスして不正に課金情報を得る行為を重罪とするものだ。

電話会社の従業員が、正式な許可を得ずに顧客情報を売却した場合も罪に問われる。

同法案の適用対象となるのは、携帯電話、固定電話、および VoIP の電話記録だ。

「個人的な電話記録の窃取は、間違いなく犯罪行為だ。そうした行為が単独では罪に問われない現状を変えなければならない。個人の電話記録の窃取は、すべての米国民のプライバシー、財務、安全を脅かす深刻な問題だ」と、Schumer 議員は声明の中で述べている。

法案提出の数日前には、米連邦通信委員会 (FCC) が、米国民の個人的な電話記録を販売するサイトの調査に乗り出している。

Schumer 議員の事務所によれば、個人の電話記録の不正入手には、先の法案が挙げた詐欺や不正アクセス、電話会社従業員の関与といった方法が用いられているという。



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(japan.internet.com) - 1月20日12時56分更新

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