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2006年01月12日(木) 21時34分

福岡銀行でサービス残業、総額21億円支給へ読売新聞

 福岡銀行(福岡市)は12日、2003年10月から05年9月の間に、派遣社員らを含むほぼすべての行員約4600人に賃金不払い残業(サービス残業)があったと発表した。

 未払いとなっている総額約21億円、1人平均約45万円を1月中に支給する。

 昨年10月、サービス残業是正などを目指し各企業を調査している福岡中央労働基準監督署から指導を受け、労働債権が時効にならない過去2年間にさかのぼって、時間外労働の実態を調査。職場のパソコンを起動・終了した時間の記録などをもとに実態に近い就業時間を各行員に自己申告させたところ、1人平均月10時間程度がサービス残業になっていたことが分かった。

 同行では各職場の管理職が部下の就業時間を毎日把握し、記録する制度になっている。だが、上司に事前申告した時間より残業が長引いても、記録の修正が漏れていたケースもあり、未払いが生じた。同行は「時間管理に甘さがあった。始業・終業時間の確認方法を徹底する」としている。

 各労基署の指導強化もあり、サービス残業の判明件数は増加傾向にある。全国では東京電力で約69億円、人材派遣のスタッフサービス(大阪市)で約54億円、関西電力で約23億円などの未払いが発覚している。
(読売新聞) - 1月12日21時34分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060112-00000314-yom-soci