2005年12月28日(水) 16時21分
融資保証詐欺：２被告に実刑判決−−地裁 ／群馬（毎日新聞）
融資保証金などの名目で多額の現金をだまし取る「貸します詐欺」事件で、組織犯罪処罰法違反罪（組織的詐欺）などに問われた東京都大田区多摩川、無職、清水健介（２５）と同区東矢口、同、横山亮太（２４）の両被告に対する判決公判が２７日、前橋地裁であった。久我泰博裁判長は「多重債務者の窮乏につけ込む卑劣な犯行」などとして、清水被告に懲役３年６月（求刑・懲役５年）、横山被告に懲役３年８月（同）の実刑判決をそれぞれ言い渡した。
判決などによると、同グループのリーダー格で千葉県柏市新富町、元暴力団員で無職、大原洋介被告（２７）＝同罪で懲役８年を求刑＝らと共謀するなどして昨年８月、栃木県佐野市の女性に「融資が受けられますよ」などと電話し、女性から９回にわたり手数料名目で合計約３７万円をだまし取るなど、２人で起訴されただけで４件・約３５５万円をだまし取った。【木下訓明】
１２月２８日朝刊
（毎日新聞） - 12月28日16時21分更新
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