悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2005年12月26日(月) 15時35分

オウム最高幹部に有罪 薬事法違反産経新聞

東京地裁判決「刑事責任重い」
 オウム真理教(アーレフに改称)の信者らによる塗り薬の無許可販売事件で、薬事法違反の罪に問われた教団最高幹部、野田成人被告(39)に対する判決公判が二十六日、東京地裁であった。成川洋司裁判長は「副作用で被害を受けた客もおり刑事責任は重い」などとして、懲役一年六月、執行猶予五年(求刑・懲役二年)を言い渡した。
 成川裁判長は「塗り薬の販売は、教団の収益を図る目的で組織的に行われ、野田被告も違法性を認識しながら関与した」と認定。「アトピー性皮膚炎に苦しむ人の心理に付け込んだ悪質な犯行」と述べた。
 公判で検察側は「卑劣な犯行。副作用で深刻な被害を受けた客もいる」と指摘。これに対し弁護側は、共謀を否認し無罪を主張していた。
 判決によると、野田被告は、元東京道場長、井上崇被告(37)=分離公判中=らと共謀、平成十五年二月から十六年四月にかけ、中国から輸入した薬を「アトピーに効く」として、東京都知事の許可がないまま、全国の約九百人に、約二千九百個を計約二千三百万円で販売した。
(産経新聞) - 12月26日15時35分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051226-00000025-san-soci