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2005年12月22日(木) 00時00分

ゼネコンにも同行 伊藤元長官 国交省公表前 小嶋社長らと免震相談 東京新聞

 耐震強度偽装事件で、国土交通省が問題を公表する一週間前の十一月十日、元国土庁長官の伊藤公介衆院議員がマンション販売会社「ヒューザー」(東京都千代田区)の小嶋進社長(52)らと大手ゼネコン「大成建設」(新宿区)を訪れ、分譲マンションの免震化について相談していたことが二十一日、分かった。伊藤氏は十一月十五日に小嶋社長を同省の担当課長に引き合わせたが、それより早くから問題を把握していたことになる。

 大成建設によると、伊藤氏の秘書から「集合住宅の免震についてレクチャーを受けたい」と連絡があり、同月十日、伊藤氏と小嶋社長、設計会社「スペースワン建築研究所」(港区)の社員ら計四人が同社を訪れた。

 伊藤氏と面識のある総務担当者が対応。千葉県船橋市の分譲マンション「セントレジアス船橋」(工事停止中)について「免震化できないか」と相談があったという。スペース社はこのマンションを設計していた。

 翌日、大成建設の技術担当者が「船橋」の外観を確認し「(免震化は)かなり難しい」と判断。同十七日にヒューザーの幹部に伝えたところ連絡は途絶えたという。国交省は同二十一日、「船橋」の耐震強度が基準の四割弱だと公表した。

 小嶋社長は「(大成建設に)知り合いはいませんか」と伊藤氏に依頼したことを認めている。

 伊藤氏の事務所は「本人がいないので分からない」としている。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20051222/mng_____sya_____009.shtml