2005年12月21日(水) 17時27分

リフォーム詐欺：不必要な工事契約、代金詐取　会社社長を起訴−−地検　／徳島（毎日新聞）

　徳島市八万町の住宅リフォーム会社「ユービック」（解散）の元従業員らが、地震への不安をあおって不必要なリフォーム工事契約を結ばせていた事件で、徳島地検は２０日、同社社長の吉岡友和容疑者（２９）＝同市昭和町８＝を詐欺と特定商取引法違反（不実の告知）の罪で、同社を同法違反の罪で、徳島地裁に起訴した。
　起訴状によると、吉岡被告は昨年２月中旬、元従業員らに指示し、同市内の無職の女性をだまして不必要な床下耐震工事の契約を結ばせ、工事代金計約６４万円をだまし取った。同年３〜４月ごろには同様の手口で、那賀川町内の無職女性から計約１３万円を詐取した。
　また、県警生活環境課と徳島東署は同日、吉岡被告を別の詐欺容疑などで再逮捕した。調べでは、今年３月上旬、元従業員に指示し、徳島市内の男性会社員（５１）方で不必要な床下耐震工事を契約させ、工事代金約４６万円をだまし取った疑い。
　吉岡被告は当初、容疑を否認していたが、現在は全面的に認めているという。【加藤明子】

１２月２１日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051221-00000250-mailo-l36